計画どおりに進まないとき、経営者が自分を責める前に見直したいこと|アンソニー(トニー)・ロビンズ RPM

アンソニーロビンズ

「今週こそ、ホームページを改善しようと思っていた」
「発信を続ける予定だった」
「新サービスの準備を進めるつもりだった」
「採用や仕組み化のことを考える時間を取るはずだった」

そう思っていたのに、予定どおりに進まなかった。

急な依頼が入った。
お客様対応が長引いた。
体調や家族の予定もあった。
やろうと思っていたのに、気づけば週末になっていた。

経営者や個人事業主にとって、計画どおりに進まないことは珍しくありません。

それでも、計画が崩れるたびに、

「自分は意志が弱い」
「また続かなかった」
「もっと効率よくやらなければ」

と、自分を責めてしまうことがあります。

しかし、計画どおりに進まなかったことは、本当に失敗なのでしょうか。

大切なのは、計画を守れなかった自分を責めることではなく、そこで得られた情報を次の行動へ活かすことかもしれません。

計画どおりに進まないのは、珍しいことではない

事業をしていると、予定外の出来事が起こります。

問い合わせが増える。
クライアントから急ぎの相談が入る。
スタッフのフォローが必要になる。
想定していたより、目の前の仕事に時間がかかる。

特に、一人で多くの役割を担う経営者や個人事業主ほど、計画は変わりやすいものです。

もちろん、計画を立てることは大切です。

けれど、計画は「絶対に守らなければならない約束」ではありません。

今の状況で、何を優先するべきかを考えるための仮説です。

予定どおりにいかなかったときは、計画そのものが悪かったのかもしれません。
行動の大きさが現実に合っていなかったのかもしれません。
あるいは、優先すべきことが途中で変わったのかもしれません。

それらを確かめずに、自分だけを責めてしまうと、次の計画を立てることまで苦しくなってしまいます。

「できなかったこと」を、次の判断材料に変える

たとえば、「今週は毎日SNSを更新する」と決めたのに、二回しか投稿できなかったとします。

そのときに、「自分は継続できない」と結論づけるのは早いかもしれません。

一度、次のように振り返ってみます。

  • 投稿内容を考える時間が、想像以上にかかっていなかったか
  • 毎日投稿することが、本当に今の優先事項だったか
  • 何曜日、何時なら時間を確保しやすいか
  • 一から毎回つくるのではなく、まとめて下書きできないか
  • 投稿以外に、もっと成果につながる行動はなかったか

「できなかった」という事実は、自分を否定する材料ではありません。

今のやり方を見直すためのフィードバックです。

事業を前に進める人は、常に予定どおりに進める人ではないと思います。

予定と現実の差を見ながら、次の一手を調整できる人です。

見直すべきは、意志ではなく3つのポイント

計画が進まなかったときは、気合いや根性を増やす前に、次の3つを確認してみてください。

1. 得たい結果は、本当に明確か

「発信を頑張る」
「集客を強化する」
「仕事を減らす」

こうした目標は、方向性としては間違っていません。

ただし、曖昧なままだと、どこまでできれば前進なのかが分かりません。

たとえば、

  • 発信を頑張る
    → 見込み客が、自社のサービス内容や強みを理解できる記事を月4本公開する
  • 集客を強化する
    → 3か月以内に、新規問い合わせが毎月10件入る状態を目指す
  • 仕事を減らす
    → 自分しかできない仕事に、週10時間集中できる状態をつくる

結果が具体的になると、「今週やるべきこと」と「今はやらなくていいこと」が分けやすくなります。

2. 行動の大きさは、現実に合っているか

計画が続かない原因は、行動が大きすぎることもあります。

「毎日1時間発信する」
「今月中にホームページを全面リニューアルする」
「一週間で新商品を完成させる」

やる気があるときにはできそうに見えても、日常業務があるなかでは難しい場合があります。

そんなときは、行動を小さくしてみます。

  • 毎日1時間発信する
    → 火曜と金曜の30分だけ、記事の下書きを進める
  • ホームページを全面リニューアルする
    → まずはトップページの最初の文章だけ見直す
  • 新商品を完成させる
    → 既存のお客様3人に、困っていることを聞く

行動を小さくすることは、目標を下げることではありません。

前に進める形へ変えることです。

3. その行動は、今の優先順位に合っているか

やるべきことは多くても、同じ成果を生むわけではありません。

時間を使っているのに、売上や事業の成長につながっていないこともあります。

反対に、小さく見える行動が大きな変化を生むこともあります。

たとえば、

  • 既存のお客様へ近況を伺う連絡をする
  • 過去のお問い合わせから、お客様の悩みを整理する
  • 自社を選んだ理由をヒアリングする
  • 反応の良かったサービスを見直す
  • 自分にしかできない仕事と、任せられる仕事を分ける

忙しいと、目の前の急ぎの仕事に時間が埋まりやすくなります。

だからこそ、「今週やったことは、本当に得たい結果へ近づく行動だったか」を定期的に確認することが大切です。

10分の振り返りが、次の一歩を変える

計画がうまく進まなかった週ほど、振り返る時間を取ってみてください。

長い反省会は必要ありません。

10分で、次の3つを書き出すだけでも十分です。

  1. 今週、少しでも前に進んだことは何か
  2. 予定どおりに進まなかった理由は何か
  3. 来週は、何を続け、何を変え、何をやめるか

ここで大切なのは、できなかったことだけを見るのではなく、前に進んだことにも目を向けることです。

たとえば、記事を完成できなかったとしても、読者の悩みを10個整理できたかもしれません。
商談が決まらなかったとしても、お客様が迷っている理由が分かったかもしれません。

その情報があれば、次の行動は前より良くできます。

計画は、一度立てて終わりではありません。

行動し、結果を見て、調整することで、少しずつ現実に合ったものになっていきます。

RPMは「やることの義務化」ではなく、行動を選び直すための思考システム

アンソニー(トニー)・ロビンズのRPMでは、最初に「どんな結果を得たいか」を明確にします。

次に、その結果がなぜ大切なのかを確認します。

そのうえで、実現につながる行動案を広げていきます。

  • Result(結果):何を実現したいのか
  • Purpose(目的):なぜそれが大切なのか
  • Massive Action Plan(行動案):実現するために、どんな行動ができるのか

ここで大切なのは、行動案を一つに絞り込んで、自分を縛ることではありません。

うまくいかないときに、別の行動を選び直せるようにしておくことです。

記事を書く。
お客様に聞く。
専門家に相談する。
広告を試す。
既存サービスを改善する。
誰かに任せる。

得たい結果が明確なら、方法は一つではありません。

計画どおりに進まなかったときも、「終わった」と考えるのではなく、「次はどの方法を試そうか」と問いを変えることができます。

まとめ|予定どおりに進まない日も、前進は止まっていない

計画が進まなかったとき、自分を責める必要はありません。

まずは、何が起きたのかを見てみる。

結果は明確だったか。
行動は大きすぎなかったか。
優先順位は合っていたか。
次は何を変えられるか。

計画は、守れなかった自分を裁くためのものではありません。

本当に欲しい結果へ近づくために、行動を選び直すためのものです。

予定どおりに進まなかった今日も、明日の一歩を少し良くすることはできます。

アンソニー(トニー)・ロビンズ本人から、結果・目的・行動を結びつけるRPMを学びたい方は、詳細をご覧ください。

→アンソニー(トニー)・ロビンズ RPM 2026

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました