「今週こそ、ホームページを改善しようと思っていた」
「発信を続ける予定だった」
「新サービスの準備を進めるつもりだった」
「採用や仕組み化のことを考える時間を取るはずだった」
そう思っていたのに、予定どおりに進まなかった。
急な依頼が入った。
お客様対応が長引いた。
体調や家族の予定もあった。
やろうと思っていたのに、気づけば週末になっていた。
経営者や個人事業主にとって、計画どおりに進まないことは珍しくありません。
それでも、計画が崩れるたびに、
「自分は意志が弱い」
「また続かなかった」
「もっと効率よくやらなければ」
と、自分を責めてしまうことがあります。
しかし、計画どおりに進まなかったことは、本当に失敗なのでしょうか。
大切なのは、計画を守れなかった自分を責めることではなく、そこで得られた情報を次の行動へ活かすことかもしれません。
計画どおりに進まないのは、珍しいことではない
事業をしていると、予定外の出来事が起こります。
問い合わせが増える。
クライアントから急ぎの相談が入る。
スタッフのフォローが必要になる。
想定していたより、目の前の仕事に時間がかかる。
特に、一人で多くの役割を担う経営者や個人事業主ほど、計画は変わりやすいものです。
もちろん、計画を立てることは大切です。
けれど、計画は「絶対に守らなければならない約束」ではありません。
今の状況で、何を優先するべきかを考えるための仮説です。
予定どおりにいかなかったときは、計画そのものが悪かったのかもしれません。
行動の大きさが現実に合っていなかったのかもしれません。
あるいは、優先すべきことが途中で変わったのかもしれません。
それらを確かめずに、自分だけを責めてしまうと、次の計画を立てることまで苦しくなってしまいます。
「できなかったこと」を、次の判断材料に変える
たとえば、「今週は毎日SNSを更新する」と決めたのに、二回しか投稿できなかったとします。
そのときに、「自分は継続できない」と結論づけるのは早いかもしれません。
一度、次のように振り返ってみます。
- 投稿内容を考える時間が、想像以上にかかっていなかったか
- 毎日投稿することが、本当に今の優先事項だったか
- 何曜日、何時なら時間を確保しやすいか
- 一から毎回つくるのではなく、まとめて下書きできないか
- 投稿以外に、もっと成果につながる行動はなかったか
「できなかった」という事実は、自分を否定する材料ではありません。
今のやり方を見直すためのフィードバックです。
事業を前に進める人は、常に予定どおりに進める人ではないと思います。
予定と現実の差を見ながら、次の一手を調整できる人です。
見直すべきは、意志ではなく3つのポイント
計画が進まなかったときは、気合いや根性を増やす前に、次の3つを確認してみてください。
1. 得たい結果は、本当に明確か
「発信を頑張る」
「集客を強化する」
「仕事を減らす」
こうした目標は、方向性としては間違っていません。
ただし、曖昧なままだと、どこまでできれば前進なのかが分かりません。
たとえば、
- 発信を頑張る
→ 見込み客が、自社のサービス内容や強みを理解できる記事を月4本公開する - 集客を強化する
→ 3か月以内に、新規問い合わせが毎月10件入る状態を目指す - 仕事を減らす
→ 自分しかできない仕事に、週10時間集中できる状態をつくる
結果が具体的になると、「今週やるべきこと」と「今はやらなくていいこと」が分けやすくなります。
2. 行動の大きさは、現実に合っているか
計画が続かない原因は、行動が大きすぎることもあります。
「毎日1時間発信する」
「今月中にホームページを全面リニューアルする」
「一週間で新商品を完成させる」
やる気があるときにはできそうに見えても、日常業務があるなかでは難しい場合があります。
そんなときは、行動を小さくしてみます。
- 毎日1時間発信する
→ 火曜と金曜の30分だけ、記事の下書きを進める - ホームページを全面リニューアルする
→ まずはトップページの最初の文章だけ見直す - 新商品を完成させる
→ 既存のお客様3人に、困っていることを聞く
行動を小さくすることは、目標を下げることではありません。
前に進める形へ変えることです。
3. その行動は、今の優先順位に合っているか
やるべきことは多くても、同じ成果を生むわけではありません。
時間を使っているのに、売上や事業の成長につながっていないこともあります。
反対に、小さく見える行動が大きな変化を生むこともあります。
たとえば、
- 既存のお客様へ近況を伺う連絡をする
- 過去のお問い合わせから、お客様の悩みを整理する
- 自社を選んだ理由をヒアリングする
- 反応の良かったサービスを見直す
- 自分にしかできない仕事と、任せられる仕事を分ける
忙しいと、目の前の急ぎの仕事に時間が埋まりやすくなります。
だからこそ、「今週やったことは、本当に得たい結果へ近づく行動だったか」を定期的に確認することが大切です。
10分の振り返りが、次の一歩を変える
計画がうまく進まなかった週ほど、振り返る時間を取ってみてください。
長い反省会は必要ありません。
10分で、次の3つを書き出すだけでも十分です。
- 今週、少しでも前に進んだことは何か
- 予定どおりに進まなかった理由は何か
- 来週は、何を続け、何を変え、何をやめるか
ここで大切なのは、できなかったことだけを見るのではなく、前に進んだことにも目を向けることです。
たとえば、記事を完成できなかったとしても、読者の悩みを10個整理できたかもしれません。
商談が決まらなかったとしても、お客様が迷っている理由が分かったかもしれません。
その情報があれば、次の行動は前より良くできます。
計画は、一度立てて終わりではありません。
行動し、結果を見て、調整することで、少しずつ現実に合ったものになっていきます。
RPMは「やることの義務化」ではなく、行動を選び直すための思考システム
アンソニー(トニー)・ロビンズのRPMでは、最初に「どんな結果を得たいか」を明確にします。
次に、その結果がなぜ大切なのかを確認します。
そのうえで、実現につながる行動案を広げていきます。
- Result(結果):何を実現したいのか
- Purpose(目的):なぜそれが大切なのか
- Massive Action Plan(行動案):実現するために、どんな行動ができるのか
ここで大切なのは、行動案を一つに絞り込んで、自分を縛ることではありません。
うまくいかないときに、別の行動を選び直せるようにしておくことです。
記事を書く。
お客様に聞く。
専門家に相談する。
広告を試す。
既存サービスを改善する。
誰かに任せる。
得たい結果が明確なら、方法は一つではありません。
計画どおりに進まなかったときも、「終わった」と考えるのではなく、「次はどの方法を試そうか」と問いを変えることができます。
まとめ|予定どおりに進まない日も、前進は止まっていない
計画が進まなかったとき、自分を責める必要はありません。
まずは、何が起きたのかを見てみる。
結果は明確だったか。
行動は大きすぎなかったか。
優先順位は合っていたか。
次は何を変えられるか。
計画は、守れなかった自分を裁くためのものではありません。
本当に欲しい結果へ近づくために、行動を選び直すためのものです。
予定どおりに進まなかった今日も、明日の一歩を少し良くすることはできます。
アンソニー(トニー)・ロビンズ本人から、結果・目的・行動を結びつけるRPMを学びたい方は、詳細をご覧ください。


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